ソウルで必ず見ておきたい5つの場所
2022年12月15日

ソウルは巨大で、そのほとんどが新しい街です。1953年以降にほぼ全域が建て直されたからです。おかげで古いものと真新しいものが隣り合い、その間を埋めるものがほとんどありません。15世紀の王宮の門の背後にガラスの塔が立ち、1905年からの屋根付き市場が高架道路の下にあります。
この5か所を合わせると、この街の仕組みが見えてきます。二日しかないなら、この5つを回ってください。
1. 景福宮と王宮エリア
朝鮮王朝の正宮です。1395年の造営、1590年代の日本の侵攻で焼失、1860年代に再建、そして20世紀の植民地期にその大半が取り壊されました。いま目にするのは、いまも続く長い復元事業の成果です。
実用的なことを二つ。守門将の交代式が正門で一日に数回あり、到着時間を合わせる価値があります。もう一つ、韓服(ハンボク)を借りると入場が無料になります。宮の周りの店で貸し出していて、多くの人が着ているのは服装規定のせいではなく、割引だからです。
敷地内の国立民俗博物館も入場に含まれます。門前の光化門広場は市民が集会を開く場所で、それ自体がひとつの見どころです。
2. 北村韓屋村
景福宮と昌徳宮のあいだにある斜面には、建て替えを免れた韓屋が並びます。中庭を囲む平屋建てで、瓦屋根が反り上がった伝統家屋です。路地は急で、瓦の向こうに現代のスカイラインが重なる眺めが、ここに来る理由になります。
大切な注意点があります。ここには人が住んでいます。北村は野外博物館ではなく住宅地で、住民は騒音と人出に本当に困ってきました。静粛を求める掲示があり、時間帯を制限した路地もあります。声を落とし、窓や玄関の中にカメラを向けないでください。
すぐ南の仁寺洞は伝統工芸の通りで、紙、陶磁器、伝統茶房、書道用品の店が並びます。観光地化していますが、脇の路地にある茶房は本物です。
3. 広蔵市場
韓国で最も古い常設市場のひとつで、1905年から続いています。ソウルで一番の屋台街でもあります。食べ物の通路はプラスチックの丸椅子が並ぶ屋台の連なりで、食べるべきはピンデトク(石臼で挽くところを眺められる分厚い緑豆のチヂミ)、マヤックキンパ(からしだれで食べる小さな海苔巻き)、そしてトッポッキです。
好きな屋台に座り、指さして注文し、見知らぬ人と同じカウンターを分け合います。昼どきがいちばんおいしく、夜遅くがいちばん楽しい時間です。
4. 南山とNソウルタワー
街の真ん中にある山で、頂上の電波塔がソウルの定番の目印になっています。ケーブルカーでもバスでも上がれますが、南山公園を抜けて四十分ほど歩いて登るのが地元の人のやり方です。
目当ては眺めです。上からだと、ソウルが山に挟まれ、漢江に真っ二つに分けられていることがよく分かります。地上からでは掴みにくい構造です。日没の一時間前に上がり、灯りがともるまで残ってください。
古いソウル城郭の一部がこの山を越えており、長い区間を歩けます。全周は約十八キロ、南山の区間はその手ごろな一片です。
5. 清渓川
ソウル中心部を約十一キロ流れる川で、路面より数メートル低く掘り下げられ、両岸に遊歩道が続きます。
見る価値があるのは、それが何に取って代わったかにあります。この川は1950年代から60年代にかけて蓋をされ、その上に高架高速道路が造られました。2003年に市が道路を撤去して水路を復元し、2005年に再び開かれました。賛否が分かれ、費用もかさんだ事業でしたが、都市高速の撤去について世界の都市が語る言葉を変えました。
灯りがともる夜に一区間を歩いてみてください。上の街路より数度涼しく、ソウルの夏にはそれが効きます。
時間があるなら、ほかにも
ザハ・ハディド設計の巨大な曲面アルミの建物、東大門デザインプラザは夜がいちばんです。弘大は学生とライブ音楽の街。奉恩寺は江南の展示場の真向かいに建つ現役の仏教寺院で、その対比だけで一枚の写真になります。漢江沿いの公園は夕方に街の人が集まる場所で、自転車も借りられます。そして一晩中開いている公衆浴場兼サウナのチムジルバンは、いちばん地元らしい過ごし方です。
移動の手段
地下鉄は速くて安く、英語表示があり、どこへでも行けます。コンビニでT-moneyカードを買えば、地下鉄もバスもタクシーも使えます。Google Mapsは権利上の事情で韓国の車のルート案内が弱いので、Naver MapかKakao Mapを使ってください。どちらも英語表示に対応しています。
旧市街を歩く
景福宮、北村、仁寺洞、清渓川、広蔵市場はすべて歩いてつながる範囲にあり、その範囲こそが歴史的な中心部です。街歩きゲームなら、そこを通るルートと各地点の謎がセットになり、そのままでは別々の外出に感じられる場所どうしをつなげられます。
よくある質問
ソウルには何日必要ですか
四日あればゆとりがあります。王宮エリアに一日、市場と南山に一日、江南と現代のソウルに一日、そしてDMZや水原などの日帰りに一日です。
韓服のレンタルは価値がありますか
複数の宮に入るつもりなら、無料入場でもとが取れます。韓国の人も借りています。景福宮の周りの店が時間単位で貸してくれます。
いつ行くのがよいですか
春は四月の花、秋は十月から十一月の紅葉が目当てになります。夏は暑く湿り、梅雨もあります。冬はとても寒いものの空は澄んでいます。
韓国語は必要ですか
地下鉄、博物館、大きな飲食店では必要ありません。ハングルは一日で読めるようになり、表音文字で外来語も多いので、覚えると格段に楽になります。
ソウルは物価が高いですか
交通と屋台は安いです。レストラン、カフェ、宿は国際的に見て中程度です。いちばん値打ちがあるのは市場です。
グループでも楽しめますか
とても向いています。韓国料理はもともと取り分ける形式で、地下鉄は大人数にも強く、旧市街はコンパクトです。企画型のグループ向けの内容は企業・団体向けのプログラムをご覧ください。
一日の組み立て
うまくいく流れはこうです。開門と同時に景福宮で交代式、午前遅くに北村と仁寺洞、昼は広蔵市場、午後は清渓川、そして日没に南山。歩く時間にも筋道がほしければ、ゲームの遊び方はこちら、開催の相談はお問い合わせからどうぞ。宮そのものをもっと知りたい方は、ソウルの五大王宮の記事で一つずつ紹介しています。